音のない世界でのあるある

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耳の障がい

音のない世界のあるある – 静寂が彩る日常の風景

こんにちは!このブログでは、聴覚に障がいを持つ私が日々体験する「音のない世界」のあれこれを、時に面白おかしく、時に真面目に綴っていきます。聞こえないってどんな感じ?と興味を持ってくださった方、ちょっと覗いてみませんか?今回は、お店、インターホン、目覚まし時計にまつわるエピソードをご紹介します。

お店編: 会話という名の見えない壁と、ジェスチャーという名の橋渡し

お店は、音情報が飛び交う場所。私にとってそこは、まるで異国の地のようです。注文、呼びかけ、お会計… 店員さんとのやり取り一つとっても、一筋縄ではいきません。

あるあるその1:注文は指差し、筆談、そしてエスパー!?

カフェで注文しようとするとき、皆さんはどうしますか?「アイスカフェラテ一つください」と口に出すのは簡単ですが、私にはそれができません。そこで活躍するのが、メニュー表と指差しです!「これ、ください!」と言わんばかりに、メニューを指差す姿は、さながら宝の地図を見つけた冒険家。でも、複雑な注文になると、そうもいきません。「ミルクは豆乳に変更で、シロップは少なめで…」なんて要望は、スマホを出してメモ帳などに注文内容を入力して見せる。または紙とペンを駆使して筆談タイムに突入です。そして、時には店員さんの表情や周りの状況から、空気を読んで注文内容を推測する、高度なエスパー能力を発揮することも…?

あるあるその2:お呼び出しは、もはや宝くじ!?

フードコートでよく遭遇するのが、注文した商品が出来上がったことを知らせる、あの「ピーピー」という呼び出し音。でも、私には聞こえません!そこで頼りになるのが、手元で光る呼び出しベル。…しかし!これがなかなか曲者なんです。商品を受け取るまでの間、私はまるで宝くじの当選番号を待つ人みたいに、ベルを凝視し続けることに。周りの人たちはスマホを触ったり、おしゃべりを楽しんだり… 私だけが、ただひたすらにベルを見つめる姿は、ちょっとシュールかもしれません笑

あるあるその3:ジェスチャーは万能薬… だけど、たまに誤解も!?

言葉が通じない時は、ジェスチャーの出番!「お会計お願いします」は、手でレシートを書く真似をしたり、財布を見せたり…。海外旅行みたいで楽しい時もありますが、文化や状況によっては、思わぬ誤解を生むことも。例えば、「美味しい」と伝えるために、親指を立てるジェスチャーは、国によっては失礼にあたることも…。ジェスチャーの世界も奥が深い!

インターホン編: チャイム音は聞こえないけれど、訪問者の気配は感じる… かも?

皆さんは、インターホンが鳴ったらどうしますか?「はーい」と返事をして、モニターを確認する人が多いでしょう。でも、私にはインターホンの音は聞こえません。では、どうやって訪問者とコミュニケーションを取っているのか…? そこには、創意工夫と、ちょっと変わった習慣がありました。

あるあるその4:インターホンは光で知らせる!だけど…

我が家のインターホンは、現在は普通のですが聞こえない仲間は音が鳴る代わりに、光で訪問者を知らせるタイプ。玄関のチャイムがピカピカと光ると、「誰か来た!」と分かります。…が! 問題は、いつも玄関近くにいないこと。リビングでくつろいでいたり、寝室で作業に集中していたりすると、玄関の光には全く気づきません。せっかく来てくれた訪問者を、玄関先で待たせてしまうこともしばしば…。

あるあるその5:ノックは聞こえないけど、振動は感じる… かも?

インターホンがダメなら、昔ながらのノックという手段もあります。…が、これもまた難しい!軽いノックだと、全く気づきません。かといって、あまりに激しいノックは、ちょっと怖いですよね…。ドアの近くにいたら、かすかに振動を感じることもありますが、確実性に欠けるのが難点です。

あるあるその6:訪問は事前に連絡が鉄則!でも、サプライズは諦めない!

こうした経験から、私は友人や業者さんには「訪問する際は事前に連絡を!」とお願いしています。連絡をもらえれば、玄関近くで待機することもできるし、誤解なく対応できます。でも、たまにはサプライズも欲しい…! そんな時は、友人と「玄関前にプレゼントを置いておく作戦」を決行することも。インターホンのない時代(前に住んでた家が古かった)に戻ったみたいで、ちょっとワクワクします。

目覚まし時計編: 音に頼らない、個性豊かな朝の訪れ方

「朝が来たことを知らせてくれる音」といえば、鳥のさえずり、小川のせせらぎ… そして、目覚まし時計! しかし、私にはそのどれもうるさく聞こえることはありません。では、どうやって毎朝目を覚ましているのか…? そこには、音に頼らない、驚きの方法がありました。

あるあるその7:振動で目覚める!腕時計型からベッドシェーカーまで

私が愛用しているのは、振動で起こしてくれる目覚まし時計。腕時計型や枕元に置くタイプなど、様々な種類があります。振動の強さも調整できるので、優しい振動で心地よく目覚めたい派から、強烈な振動で無理やりにでも起きる派まで、自分に合った目覚め方を選べるのが魅力です。

あるあるその8:光で目覚める!カーテン自動開閉システムで朝日を浴びる

最近は、光で目覚めさせてくれる目覚まし時計も人気です。朝日を模倣した光を徐々に照射することで、自然な目覚めを促してくれるそう。さらに、カーテンを開けっ放しで寝るのが怖い!という人には、タイマーでカーテンを自動開閉してくれるシステムもおすすめ。朝日を浴びてスッキリ目覚めれば、一日を気持ちよくスタートできます。

あるあるその9:人に頼る!家族を起こしてもらう、ヘルパーさんに来てもらう

一人暮らしではない場合、「家族に起こしてもらう」という古典的な方法も有効です。私の場合は、学生時代同居している家族が優しく起こしてくれるので、とても助かっていました。人に頼ることで、安心して朝を迎えられるという安心感は大きいです。

音のない世界は、不便だけど、退屈じゃない!

今回は、「音のない世界のあるある」として、お店、インターホン、目覚まし時計にまつわるエピソードをご紹介しました。聞こえないことで不便を感じる場面もたくさんありますが、それを補うために様々な工夫を凝らし、自分なりの方法を見つけてきました。

音のない世界は、確かに静寂の世界です。でも、決して退屈な世界ではありません。むしろ、五感を研ぎ澄まし、周囲の人とのコミュニケーションをより大切にしようとする、豊かな感性を育む世界だと感じています。

これからも、このブログを通して、音のない世界の魅力を発信していきたいと思います。

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